飼育技術

海水魚飼育で最も多い病気といえば「白点病」。 前回はメインタンクでの治療ドキュメントをお伝えしました。メインタンクでの投薬治療は最も確実に白点病を治す方法ですが、サンゴやエビ、カニなどの無脊椎動物を飼育している場合は薬（キュプラミン）を投与できません。その場合は白点病になった魚を別の水槽＝トリートメントタンク　へ移し、集中的に治療します。

海水魚飼育をはじめた方が、必ずぶつかる大きな壁それが「白点病」です。白点病を治せるようにならないと初心者の域を超えることはできません。巷には効果が不確かな療法で溢れています。白点病を確実に治せる薬と方法を学んでおきましょう。

今回はいよいよ治療について記述していきたいと思います。今回も相当攻めた記事になりますが、あくまでもわたしの私見という事で、必ずしもすべてが正しい事かは保証いたしかねます。皆さまの参考となれば幸いです。

「誰も～～ない」シリーズ第三弾は多くのキーパーが悩み、巷では不確実な情報や効果が疑わしい民間療法が渦巻いている白点病についてです。治療の前に、まずは敵である白点虫について確認していきましょう。

孵化翌日を生き延びてくれた稚魚は2日目に入ります。2日目は1日目はなんとか生き延びたが生命力がない子が落ち、生命力の強い子はワムシを食べ始めるタイミングです。引き続き山場が続きますが、2日目のポイントを解説します。

プラケースでそっと掬った稚魚。元気に育つように育成環境を整えます。ここではわたしの育成環境と成功のためのポイントを解説します。