夏の暑さが落ち着いて、水槽用クーラーも稼働しない季節になりました。そろそろ「クーラー外していいかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、クーラーをただ外すだけでなく、片づけとメンテナンスをしっかり行うことで、来年の夏もトラブルなく安心して使えます。ここでは、クラウンファクトリーで実際に行っている「秋のクーラー片づけ・手入れ方法」をご紹介します。
今年も安定稼働のゼンスイ君
恥ずかしながらオーバーホールや特別なメンテナンスをせずに6年目のクーラー。今年も安定稼働してくれました。非常に優秀なクーラーです。

はじめにクーラーと水中ポンプの電源を落とします。ポンプにはエーハイムコンパクトオン600(旧モデル)を使用していました。機材は信頼第一です。

クーラーを外す
クーポンとポンプを水槽から外したら、真水で1分ほど循環(通水)させます。この際、クーラーの電源は入れないでください。ポンプで水を回すだけです。

真水の循環を終えたら、配管を外してクーラー内部に残った水は排出します。激しく左右に振ったりせずに、そっとした向きにして排水します。


水を排出したら箱に収めてクーラー本体の片づけは完了です。あっけないのですが、個人ができるメンテナンスは、前面フィルターのほこり除去以外はこの程度です。
注意点としては、クーラーを傾けたり、内部排水のためにひっくり返した後は、すぐに稼働させてはいけない事です。普通はすぐに電源を入れることはありえませんが、もしもすぐに電源を入れたい場合は、静置して2~3時間程度経過してから電源を入れてください。これは、冷蔵庫と同じで、コンプレッサーのオイルが落ち着くために時間が必要なためです。
次の夏まで「縦」で保管

また、クーラーの保管は必ず「縦に立てて」保管します。横に寝かせて保管してはいけません。
配管を清掃

ポンプとクーラーをつないでいた配管にはたくさんの汚れがついています。来年も再利用する場合はパイプクリーナーワイヤーブラシで清掃します。

きれいになってめっちゃ気分がいいです(笑)
今年はオーバーホールに出す予定です
6年もほぼノーメンテで活躍したゼンスイ君。もしもの事があってはいけないので今年はメーカーのオーバーホールに出す予定です。
「今年の夏を支えてくれたクーラーをねぎらい、また来年も元気に活躍してもらいましょう!」
